(これも求める昭和色、香りのするものですので、エントリーします)
結構前からなのですが、とても気になっていたことがあります。
これを受信機に使ってみたい という衝動に駆られていました。
ただ失敗は許されません
失敗したところでメーカー修理に出すとなると、、、
サービスマンが修理品の前に座った時点で「*万円」(技術料)が発生する
という恐ろしい噂を聞くとなると、たとえ愛し合っている家族であっても 「ロシアで臓器を売って来い」
と言われることでしょう。 自分の身も、受信機も安全を保たなければなりません。
完全に自己責任での実験になります。
(独身時代に無理して買っておいてよかった!と思える唯一のもの、それがこの日本無線のNRD-515です。
生意気を言うようですが、良質の受信機をぜひ1台持つことをおすすめします。人生の良い相棒になります。)
ただ言えることがあります、緊張する作業をすることによって、
成長することができます、その手の"引き出し"が増えるのです。
無駄のように思える作業でも、報われることがあるのです。(多分)
「やる。」
ハンダコテに火を入れました。
回路図と実物を見比べながらの作業、宝探しのようでとても面白いんです。
落ち着いてGNDを見つけると、極性のある電解コンデンサーも恐れることはありません。
結果ですが、交換は無事完了しました。
タンタルコンデンサーも4つありましたので、延命措置で(普通の)ケミコンに交換しました。
3つの周波数で交換前、交換後の様子の動画をどうぞ。
でもエージング後ではないので、完全な動作ではないのかもしれません、今後様子を
見ることします。顕著に感じたのはUSBの音の変化です。好転しているものと信じたいですが...
(負荷である、SP改良も必要かも、\かかります....)
これからも大事に使います。精読に感謝します。
交換作業前の様子、いよいよこの日が来ました。
交換前 4ch
交換後 4ch
交換前 USB
交換後 USB
交換前 中波局
交換後 中波局
(追記ですが)
この機種の弱点に、"バンド切り替えスイッチ" MHz台を変えるものです、本体向かって正面左側にある2番目に大きなつまみです。(カチカチとロックしながら0MHz台~29MHz台、1MHzづつ変わります)ここの接点SWの汚れや磨耗、酸化でMHz台切り替えに不具合が生じます。接点SWの洗浄と保護がお奨めです。2年ほど前に行いました。アメリカのケイグという接点洗浄保護剤があります。(失礼ですが)とても繊細とは思えない米国の方が、良くぞ作ってくれました!と感動する洗浄保護剤です、ぜひお奨めします。