CQ 11m こちらは "さっぽろTP7"

ひらけ空 ..... ようこそ、勇気を持って行動した者が体感できる神秘の領域へ。

良書を読みましょう


 
 
やっと手に入れました。
三才ブックスから出ている。
 
BCLラジオ修理読本
2011BCLライフ
 
 
昭和色を求める者としては、ど真ん中の良書です。
 
私の無線の原点は、小6の時に買って貰ったソニーのラジカセ
を枕元に置いて、中波BCLをはじめたことからはじまります。
 
最初はきっと偶然に、スパイ映画か軍事もの映画の真似事のようなこと
して遊んでいたんだと思います。
 
スピーカーからは日本語ではない言語が夜になったら強く聞こえてきて、聞いたこともない曲も。
それは不思議なことに、夏よりも冬のほうがとても強く入ってきます。また昼よりも夜が明瞭です。
地図では見ていましたが、電波で"世界"というものを感じたもの、このラジカセからはじまっています。
スピーカーから「こちらはモスクワ放送局です、ただいまから日本語放送を......」と聞こえてきたときは、
衝撃が走りました。 海外から日本語で放送をしている!と。
 
それから四半世紀以上の時が経過しました、お陰様で相変わらず”無線ものが大好き”です。
 
 
 
 
 
BCLラジオ修理読本 を読んでいて「おや?」 と思ったことがあります。
やや恥ずかしいのですが、書いて見ようと思います。
 
懐かしいスカイセンサー(実はまだ持ってない)やクーガーの修理や保守方法が豊富に
図解で書かれています。見事な内容です。一連の作業が終わったあとに、感度測定を
行い、各周波数帯域でのグラフが書かれていました。
 
バルボル(VTVM、電子電圧計)の指示値でそれを判断するのですが、「50mW」の時で
グラフを書いています。50mVではなく、50mWです。 
 
 
落ち着いて考えたら、以下のことを意味しています。
 
P=E×R を展開しPとRを代入すると 
 
 
1000mW=1Wなので 
50mW0.05W で
P=0.05
 
SP出力に8Ω(2W)の抵抗を付けて、
その抵抗の両端をバルボルに接続し測定するので
R=8
   
 0.4 平方根(正)になります。
 
0.63V バルボルが指しているときが
概ね50mW出力
 
ということになります、電力値が出てきて、グッとハードルが上がってるように
思えますが、単純に単位の換算の話しなので、結構大丈夫なものです。