その空間に入ると、少しオトナになれたような心地がしました。
そこは、当時は禁止されていた、学区外(ほんの1ブロック先)のゲームセンター。
他校の人達が多く、完全にアウェイなのですが、なんともいえない独特の空間が広がっていました。○学生だった私には刺激は十分でした。
そのゲーセン通りの向かい側にはボーリング場、レーン手前にはゲームコーナーがあります、レーン用のワックスと混ざった形容し難い香り(嫌ではない)があったのを鮮明に思い出します。
テーブルゲーム機の放射熱で基板から出る香り、
(古い無線機をいじっていると、同じ香りがして当時にタイムスリップします。)
ハイスコアで沸く歓声、
薄暗い空間で蠢く電子音、
190cc瓶コーラ、
割り箸とお湯代を払って食べたカップヌードル、
カ○アゲを警戒し行ったトイレ、
ヤバそうなオーナー、
(実際、遠くの店舗は「廃人の無線家」がやってる店もありましたね。)
やっぱあの空間は唯一無二でした。
そんなに小遣いはありませんでしたが、見事にプレイする人のテクニックを見たり。
先輩への接し方をはじめて学んだ場所でもあります。
namcoのゲームが好きで、その流れで「大橋照子のラジオはアメリカン」聴き始めました、札幌公開放送収録、ラジアメファンの集い (道新ホール)にも行きました、立見組でした (参加してた!という無線家さんとご縁がありました)、すすきののキャットハウスにも行きました。あの頃が懐かしいです。
家庭用ゲームの普及から、自ら出向いてゲームしに行くという機会が減りゲーセンは減っていきます。映画館の事情とも、ややリンクしてるような気もします。
それからXX年経過して
市立小樽文学館 無料展示スペース
(企画 小樽文學舎)で、3月28日まで素敵で粋な企画展が行われています。
http://otarubungakusha.com/exhibition/2020103844
ミニ企画展 小樽・札幌 ゲーセン物語展
(小樽市開催というところが渋く感じます、企画された方、協力者の方やタイミング、ご縁などの諸条件が合致したのではないかと思ってます。)
「当時の小樽市、札幌市のゲーセン店舗情報」もネットで募っています。
https://seesaawiki.jp/satsuotagacen/
3月20日 18:00から、オンライン企画もあるようです。 https://youtu.be/xabDBD_W8ow
素敵な企画を感謝しています。
思えば歳をとりました、お陰様で少し若返ったような心地になりました。もう一回行こうと企んでいます。SNSで知った企画でした、この度の素敵なご縁に感謝します。
時代では符合してるCB無線機も残したいカルチャーだと思ってます。あとBCLラジオも。
多感な頃好きなものは、生涯好きだと感じます。