CQ 11m こちらは "さっぽろTP7"

ひらけ空 ..... ようこそ、勇気を持って行動した者が体感できる神秘の領域へ。

苫小牧市科学センター 無線展示が


苫小牧市科学センター  (北海道苫小牧市旭町3丁目1番12号)


無線関係の展示が北海道一(日本でも屈指のレベル)充実している科学館
だと感じ、「もし苫小牧市に行く機会があれば見て欲しい」 とつぶやいていたスポット
でもあった。入場料は無料。ミールの展示が有名ではあるが、私は無線展示の科学館
というイメージが定着していた。


無線関係の豊富な書籍(ラジオの製作誌やCQ誌、その他の技術書)、またJA1VX 香取OT
使われていた無線機器の展示など、圧巻そのものであった。R-390A/URRもあった。
(検索すると無線展示全盛の頃の画像が出てきます)

一日見学していても飽きない施設に感じていた。

最後に行った記憶が曖昧だが、無線展示全盛の頃に、苫小牧に長期出張されていた局と
アイボールをして、その時に伺ったのが私の記憶の中での最後に思う。
なので8年くらいは経過しているのではないだろうか、当時乗っていた車から考える
と、かなりの時が経っている。

その時もコーナー自体は閑散としていて(快適ではあるが)、やや心配ではあったが、
このスペースが継続していることを実に有難いと感じていた。


「苫小牧」という街にそれがあるというのも、惹かれるものがあり、とても面白いと感じていた。


派手な宣伝はせずに、その手の人達を訪れを静かに待っているような、
その特別なスペースは、私のような者にとっては格好の場所だった。

図書館でもあのような無線関連の書籍が固定したものはないと思う。



休日、ふと気になり短時間ではあるが、立ち寄ってみた。


前に改修期間があったようで閉館していた記憶があったが、通常通り開館しており、
1Fの無線展示のコーナーへと急いだ。



・・・・驚いた。

無線関係の展示の書籍や機器が一切無くなっているではないか、
いつからなのだろうか。
実に残念だ。ラジオの製作誌のCBコーナーや製作記事など見たかったし、写真に撮りたかったのだ。

唯一の救いは社団局のスペースがあり、「無線!」というのを表現してはいるが、
一般の人は見るのみで、手に触れることはないし、開館時はいつも社団局の運用しているわけではないので、
実際の無線交信の様子を見る機会は少ないように思いました。

実に惜しいことをしました、ならばもっと意識して休暇をとり通うべきだったなと
今になって思います、油断をしていました。

科学センターの運営管理する方達のご苦労も、見えない部分でかなりあるとは思うのですが、
またひとつ、火がフッとと消えてしまったような心地です。










このスペース(両側にあったんですが)には、書籍がぎっしりありました。今は真空管ラジオ、テレビのみ)










社団局のシャック






(追記)

書籍コーナーにあった ラジオの製作誌 

もしかしたら苫小牧市内の図書館に移管されているのではないか? と期待し、
科学センターの担当者の方にお聞きしましたところ。

「2年前に、市内の業者に渡してしまった、その業者が書籍を処分したかどうかは不明。」

とのお答えを頂きました。

既に2年前には書籍コーナーは無かったことになります。
近くを通ってはいたのですが、こればかりは致し方ありません。
お忙しい中、私の質問に対応して頂いたことに感謝します。

無線に詳しい担当者さんが、異動や退職により居なくなってしまった
のではないか?と予測しています。その方自身がこのような選択をするとは
到底思えませんし、知らない人が見たらただの古い雑誌や古書でしかありませんし。
学校の社団局が顧問が居なくなり終息してしまう というのと
似ています。ご苦労も多々あるかと思いますが「地味でもいいので継続する」 という姿勢は大切に思うのです。

私のように昭和色を好む奇特な無線家は、今回のことは残念に思います。