CQ 11m こちらは "さっぽろTP7"

ひらけ空 ..... ようこそ、勇気を持って行動した者が体感できる神秘の領域へ。

春オン





春のオンエアディーに参加しました。

にしたま123局とともに、2年ぶりの新冠町です。


恵まれていたのは、降雪量が少なく、雪解けも早かったと思います。
前回と比較しても雪がありません。

幸いWXにも恵まれ、待ち遠しい春の移動イベントです。

予定通りの時間に着くと、モービル内のIC-DPR3からCQが聞こえます。

室蘭市移動のはこだてGT44局です。123さんと途切れながらもなんとか交信できました。
車に付けてたアンテナもなんとか動作しているようで一安心、しかしおまけ程度にしか感じない
あのアンテナで、しかも1Wで飛ぶというのも摩訶不思議な351MHzの世界。
良移動地、設備からQRVの44局のお陰です。

前回は海抜90m程の場所でしたが、今回は海抜48mの海際にてやってみる
ことにしました、半分になった海抜ですが、着いてすぐに良移動地であることが
わかります。

CBのほうは海外勢が賑やかになってくる時間帯で、期待が持てます。
CQを出してみると一瞬「さっぽろTP....」と。
ワッチしてみますが、取り切れませんでした、ほんの一瞬です。
掲示板にてチェックすると、かごしまSS167局からのCBLレポートが。
惜しいことをしました。気を取り直してワッチ再開。

岩木山からの板橋RCが開催されるので、にしたま123局は方位磁石で方位を合わせます。
海霧に包まれてしまいますが、期待が膨らみます。

RC開始前にドラマがありました。

DCR15chでCQが飛来します。
「!?」と思いワッチすると、温かみのある変調が聞こえます。
なんと あおもりAA113局 ではないですか。
八甲田山のロープウェイ山頂公園駅移動からのQRVです。

にしたま123局の設備の横で聞いていたのですが、私もVXD-20に1/2λホイップ(350DH)
を慌てて持ち、東方向に走っていきワッチすると。
ピークでアンテナ2本のM5で受信できています。

123局交信後、コールさせて頂くと、ピックアップして頂き無事交信させて
頂きました。私はアンテナ0、M5のレポートを頂きました。
昔 (当時の)おしまTK112局と横津岳で運用した以来ぶりの実交信です。
まさか八甲田山に行かれてるとは知りませんでしたので、とても驚きました。
かなりの雪の中の運用とのことで、伝播ルートが存在することを驚かれて
いました、いつかはやりたかったDCR津軽海峡超えの機会が突然やってきました。

直線で223Kmの距離間、標高差は1500m程あるかと思います。
あおもりAA113局 大変に貴重な交信をありがとうございました。







その場所に移動して頂いたからこそ、この結果を頂きました。
最近は"モノ"重視の傾向がありますが、無線ですのでコミュニケーションする趣味です、
最も残る部分として"人と人"は大きいと思うのです。





板橋RC前には、室蘭市のだんパラ高原スキー場に移動されている、はこだてGT44局とも
交信できました。300m超の良移動地だけあって、1/2λホイップでも問題ないので、純正の
ホイップアンテナでも全く問題ありません、アンテナ(茶柱)3本です。
こんなにも飛ぶものでしょうか、同じ道内とはいえこの時点で100Km超の交信です。
高低差は300m台ほどあるでしょうか、

2年前の春オンで、GT44さんがDCRをすすめてくれたことに感謝しています。
DCRを持ってからも、こうして新たな発見の連続です、もしかしたら次には再現できないような伝搬かもしれない?と思うと、無線の一期一会の大切さを身に染みて感じます。

「無線はアナログだ! netを介したものは無線ではない!」
と頑なだった私。
今やDCR や D☆ バリバリです。






板橋RCの時刻が近づいてきて、スタンバイしました。
いつも遠路移動して頂き、開催してくれる いたばしAB303局には感謝しています。
ワッチするも厳しいようです。残念なことに撤収の時間が近づいてきまして、DCRチェックイン後すぐに
撤収の予定でした。AA113局、GT44局からも情報がないようです。
何かあったのではないか?と脳裏をよぎりますが、致し方なく撤収しました。

何人の方が散策に来られて、我々を見て「何かの調査ですか?」と話しかけてくれました。
「はい、調査です。」では話しが広がりませんので、無線のことを少しだけ紹介しました。


帰路の車の中で、DCRワッチしていると、15時過ぎにDCRの部開催の模様です。
道脇にとめて参戦しましたが、厳しかったようです。
AB303局の無事も確認できましたので、一安心しました。



私のような普段は内陸の札幌に居住する者にとって、海沿いの街に来ると期待が高まります。
昨年末は思うところがあり、DCRの移動範囲の変更申請をしたところです。

北海道は、JR線で本州と繋がっているとはいえ、自動車道はありませんので、
私の中では未だ"孤島"というイメージがあります。

「フリーライセンスで津軽海峡を越えた」 という
のは感慨深いものがあります。直接波での伝搬で本州と交信するのは、
すばらしい機会です。移動各局のお陰でCBと特小は、渡島支庁の横津岳、DCRは
今回の日高支庁新冠町から達成する機会に恵まれ、私のフリラ史に残るものと
なりました。

そろそろEsの季節は到来しますね、長い冬が開けようとしていますので、電波での
春を体感するのも楽しみです、皆様の飛来を心待ちにしております。

今回は、充実した春オンになりましたことを感謝致します。