CQ 11m こちらは "さっぽろTP7"

ひらけ空 ..... ようこそ、勇気を持って行動した者が体感できる神秘の領域へ。

津軽海峡実験


       
電波は本当に不思議なものです。


秋オンで移動し、太平洋側からやってみたくなったのは、
夏のCBer各局飲み会の一本の電話からだった、
「(内緒ですが)秋オンは東北に移動するんです」
GWで津軽海峡を飛んでいくのだろうか?やはり興味が沸いた。

この電話がなければ、今回のことはなかった。
アイチAC623局感謝しています。

北海道側からの運用地を考えた、道南なら間違いないだろうが、
時間の制約(あと費用も)があるので、以前から運用したかった
胆振管内の場所に、イブリB808局に相談し決めた。

カシミールで判定するも「見えません」....
間に亀田半島が立ちはだかっている。
イワテB73局にコメントを頂き、ますます面白くなってきた。
私は「見に」行くのではなく、電波を「飛ばし」「受け」に行くのだ。

実は夜に行くのが初めてで、迷った。
最初に起点にすべき建物に行けないのだ。
迷ったので秋オン中止にするというのは、あまりに
勿体ないことだし、北海道CBerとしてはこの機会を
大事にしたい。

幸いなんとか着く、眼下に絶景。
期待を高ぶりワッチ開始、南方系ホニャが非常に安定して
52程度で入っている。不思議なことに21時が近づくにつれて
ホニャさん達は終息していった。

イブリB808局も到着されて、私は穴場を間違っていたようで、
ご案内頂き位置修正。更に良い場所があった。
秋オンがはじまり、1chでのアオモリAA113局が岩木山からの
陸奥湾RCへのチェックインをまず目指した。

1chをワッチすると、21時前にどなたかがいらっしゃるようだ。
搬送波が確認でき、内容まではわからないが、話しているようだ
期待が高まった。3chにもどなたかいるようだ。

RC開始となり満点の星空の下ワッチする。
先ほどの薄らと聞こえていた局が入らなくなってしまった。
再び上がってくるのを期待し、ワッチする。

驚きの瞬間がやってきた。
1chでAA113局を呼ぶ、チバRM47局をRS52で入ってくるではないか。
B808さんと顔を見合わせ、感動に浸る。
不意に「今のそうですよね?」と、あまりに突然の入感だった。

コールし3chQSY、無事にQSO。確かに飛んでいっている。
見えていないけれども。チバKX56局も無事にQSO
興奮しつつ動画撮影。坊主回避できた。お互いの移動地は距離にして120Km程だ。
回折して飛んでる波はもっと長い距離になるんだろう。
飛んで来ている模様が、見える眼鏡のようなアイテムが欲しくなる。

福島町に移動されている、オシマTH815局とも両局QSOされ模様をCBL
当方には残念ながら聞こえないが、北海道移動局がいることが嬉しい。
坊主であっても、”同じことを同じ時間にしている”ということ自体が
連帯感?安心感?、とにかく何か良い心地がする。

御陰様で、今年の秋オンは大変にすばらしい機会となりました。
”相手”があってこそ交信できる。
無線のすばらしさを実感した夜となりました。




QSO

21:45 チバRM47/7局 下北半島佐井村 RS52/51 3ch

21:55 チバKX56/7局 下北半島佐井村 RS51/51 3ch


VY TNX

当方移動地 北海道胆振支庁管内 (海抜400m)