10mWという微小な送信出力は、一体どれくらいの可能性を
秘めていると思いますか?
富士山の山頂に、特定小電力のレピーター(中継器)が
設置されています。驚きの連続でした。
品川区にある、船の科学館に移動し、科学館横の展望デッキ、
羊蹄丸のデッキから、運用実験してみました。
(前日のお台場海浜公園からのワッチでは、モービル違法局と思われる交信が
聞こえていました、アップリンク付近の周波数での違法運用が乗ってしまっているようでした。)
連続的なキャリア波が確認でき、CQを出されている局が聞こえます。
「富士山レピーター経由....」と聞こえた時は、興奮しました。
富士山RPT経由 にしたま123局 (羊蹄丸デッキにて)
運用場所からの概ねの距離は、98.6km ほどあります。
方位は概ね260度です。
一昨年の津軽海峡実験では80Kmでしたので、既に私の特小GW記録を
更新しています。
特小らしい特性を感じたのは、建物の壁を背にして、丁度リフレクタのように
して位置あわせすると、電界強度が上がってくる場所があります。
PTTを押すと「ピピッ」と反応があります。
GW QSO (富士山レピーター経由 3A-B26-08)
おおさと59局 M5
トウキョウCH93局 M5
とうきょうCT73局 M5
にしたま123局 M5
トウキョウMF33局 M5
とうきょうCA52局 M5
むさしのSR911局 M5
Rig DJ-R20D
貴重な交信を頂きまして、ありがとうございました。
取りきれない方も居て申し訳ないです、また2エリアからの
波もワッチでき、日本最高峰のレピーターを体感することができました。
CBは今回は荷物になるので、特小のみでしたが、十分に秋オン延長戦
を満喫させて頂きました。
(帰ってきて)
ほぼロシアのような場所に住んでいる私にとって、日本の中心である関東に行くのは、
とてもとても貴重な機会です。今回は突然機会がやってきましたが、関東は何回あってもいいです。
やや残念なのが、品川区の船の科学館が今月末をもって一時休館となってしまいます。
私の貴重な運用場所だったのですが、今回は富士山RPT実験が出来たのでラッキーでした。
CB運用には向かなくて、横のプールでラジコンボードをしてる人が居て、モロカブリで苦笑いしたのも
懐かしい思い出です。
AIRTALKでも紹介されている関東の移動運用地を全て巡ってみたいのですが、迷子になりに
行くような場所もあるので、躊躇していますが、探検気分でまたいつか"ゲリラ運用"が出来たらいいな
と思っています。また行けるように日々精進しようと思います。